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市山くじらや 

ワークショップ

今日は天草陶磁器の島づくり協議会による
小代焼ふもと窯の井上泰秋氏をお招きしてのワークショップが
丸尾焼さんで開催されました。

初めて『しっぴき』を藁で作りました。
(しっぴき:ろくろ成形の際に出来たものを切り離す糸のこと)
私は普段は測量用の糸を使っているのですが、
藁のしっぴきは意外と強く、千個切り離すくらいは持つらしいです。
それに、水につけているときに腰があって使い勝手の良さに期待できそうです。
ワークショップ_e0203580_23161750.jpg
それと初、蹴ろくろも試しました。
練習すれば出来ないことはないと思いますが
相対的にみても絶対的にも脚力の無さは明らかでした 笑。

道具に身体性が増すことで
ひとつひとつ違うゆらぎが出ることが楽しかったり面白かったり、
私も参加者のみなさんも盛り上がりました。

ちょっと話は変わりますが、
今日はラジオで、分身ロボット『OriHime』開発者の
吉藤健太朗さんゲストの番組を聴きました。
放送局のある東京のスタジオに、名古屋のALSの女性の方が
分身ロボット『OriHime』を使って出演されていました。
興味深かったのは、分身ロボット『OriHime』を使っていると
「身体の方が分身と思うことがあるのでは」という感想についての対話です。

身体的に不自由であっても分身ロボットによって仕事をしたり
友人と旅をしているように感じられるというお話と、
今日のワークショップでの身体を動かしてつくる中に、
井上泰秋さんのお話の中に、つくるのが好きという
原始的な喜びに目を向けられたこと、
どちらも、心の中へ向かっていくように感じられました。

印象に残った話はバラバラに聞いたとしても、
関連性や共通性を見出したり、問いと答えのように
対になって立ち現れることがよくあります。

これ以上言葉にしようとすると眠れなくなりそうですので
ここで終わります。備忘録。
いい一日になりました。



by ichiymakujiraya | 2019-03-11 01:39 | 陶芸